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Road To JAPAN CUP 2021 前編
1980年代後半・・・当時の少年達の多くは、とあるオモチャに夢中になっていました。
「ミニ四駆」
単三電池2本で駆動する、全長15cm程度のレーシングホビー。
様々な車種から好きな1台を選び、グレードアップパーツ(改造パーツ)を施す事でスピード重視、見た目重視、レース用などと多種多様な改造が出来ると一大ブームを巻き起こしました。
キッカケは、お昼休憩のちょっとした雑談からでした。
「少年時代に流行っていた遊びは何か?」というテーマに花を咲かせていると真っ先に出たのがミニ四駆。決して多くはないお小遣いをやりくりして改造パーツを買って、自分好みに改造したものです。
なんなら、砂場で型を作ってオリジナルのパーツを作ったという猛者まで居ました。
そんな思い出話で盛り上がったら、またやりたくなるのは仕方の無い事。
30代(レッツ&ゴー世代)1名・30代(ダッシュ!四駆郎世代)・40代(ダッシュ!四駆郎世代)・50代(コロコロアニキ世代)の合計4人で同じマシーンを買い、各々の好みと技術で改造してレースをしよう!という事になりました。
細かいレギュレーションは以下の通り。
1:参加者は全員同じマシーンを使用する
2:使用OKの改造パーツはメーカー純正品のみ
3:改造パーツ購入予算は税込み1万円以内
4:塗装(デコレーション)まで完了させる
5:準備期間は2か月(この話が出たのは8月のお盆休み前でした)
という訳で、まずは4人が同じマシーンを手にしました。
オープン!
箱を開けた瞬間、とある違和感を覚えました。「なんかパーツ多くない?」
30年以上前の記憶なので確証はないものの、やたら細かいパーツが増えているような気がしてなりません。
説明書も、昔はもっとシンプルだったような気がしましたが、今は紙面いっぱいビッチリ!
この30数年の間にミニ四駆は進化し、標準性能でもかなり速くなったと聞きます。
一方で私たちはこの30年で身体機能が退化した身。
老眼で見づらい説明書と細かいパーツに苦戦すること数10分・・・
・・・ようやくベース車が完成!(塗装・シールは改造後)
しかし、ここがようやくスタートラインです。
昭和から令和、20世紀から21世紀と時代を越えてミニ四駆改造のスタンダードも大きく変化しています。
ネットで現在の改造の基本を学び、必要なパーツをおもちゃ屋さんで購入。少しずつ改造を進めます。
ミニ四駆初体験の50代社員は既に「未経験」というハンデを背負ってるもんですから、個人経営のおもちゃ屋さんに週一で足しげく通ってレクチャーを受けたそうです。
そして2か月が過ぎ・・・遂に4人のマシーンが改造を終えました。
次週、いよいよレース開催の様子をお届けします!